SPYDは高配当株ETFの入門銘柄
2024年から始まる新NISA制度は
非課税期間が恒久化され、
高配当株投資を考える人には
大きな改正だったと言えます。
この記事では、
高配当株ETFの代表格SPYDの利点と弱点。
さらに新NISA制度を利用時の
配当額について解説します。
※投資は自己責任ですので、参考程度で。
▼成長性と分配金を目指すハイブリッド投資

【10%以上お得に積み立てる方法を掲載】
・インデックス投資のお得な始め方
【配当性重視の優良ETF】
・SPYD:1株が安く、利回り重視
・HDV :防御を固めつつ、利回りが欲しい
・VYM :分散性と増配性重視
【分散性重視の優良ETF】
・VT:全世界株式分散
・VTI :全米株式分散
・VOO :S&P500指数への分散
【超高配当株ETF(注意点多)】
・XYLD :S&P500のカバーコール
・QYLD :NASDAQのカバーコール
▼米国株を体系的に学ぶなら(無料講座もあり)

SPYDの概要と直近チャート
SPYDとはS&P500の構成株の中で
高配当株に焦点を当てた
株式の指数連動型の高配当米ETFです。
これは、500銘柄の中で高配当を期待できる
上位80銘柄に絞り、投資をする商品です。
HDVやVYMとよく比較されますが
配当利回りが高く、1株の安いため
買い増しがしやすい銘柄です。
ただし、暴落時に売り込まれやすいなど
株価が乱高下しやすいです。
▼インフラ局面や有事に強い高配当株ETF



▼分散性+増配性がピカイチな高配当株ETF



SPYDの構成セクター
こちらを比較するとSPYDは、
ディフェンシブな銘柄の比率が低く
HDVに比べるともろさが目立ちます。
コロナショック時の暴落率は、以下です。
SPYD:-36.6%
HDV :-26.1%
このように10%以上も
大きく売り込まれています。
そのため、暴落時に
大きく売られることを理解した上で
自分のポートフォリオへ組み込む
覚悟・握力が必要になります。
2023年の配当予定日
権利付き 最終日 | 権利落ち日 | 権利確定日 | 配当額 |
3/16 | 3/17 | 3/20 | 未定 |
6/15 | 6/16 | 6/20 | 未定 |
9/14 | 9/15 | 9/18 | 未定 |
12/17 | 12/28 | 12/29 | 未定 |
配当の権利をもらうためには、
権利付き最終日までに
銘柄を保有している必要があります。
※あくまで予定日ですので、購入の際は
公式サイトでの確認を推奨します。
配当金の推移(2019~2022年)
2022年、SPYDは大幅増配でした。
前年が減配だったこともありますが
前年比で128%増でした。
しかし、景気に大きく左右されるため
安定した分配金は期待しづらいです。
(推移を見るとよくわかります)
そして、米国高配当株ETFのため、
配当金受け取り時に米国と日本、
両方の税金がかかります。
これは米国ETFの弱点と言えます。
分配金10,000円の場合
【米国での課税:10%】
10,000×0.9=9,000
【日本での課税:20.315%】
9,000 x 0.79685=7,171.65
【受け取り額】
約7,171円
NISA制度なしでは二重で課税される
▼新NISA制度について



新NISAで日本での課税を回避できる
今までNISA制度では高配当株は、
5年間しか非課税にならず恩恵が少なかったです。
しかし、2024年から開始の新NISAは
成長投資枠として年間240万円使えます。
NISA制度を使うと米国課税のみに限定でき
日本での課税を回避できます。
非課税期間が恒久化しているため、
この効果が永続的に続くと考えると
使わない手はないです。
【下記条件で新NISAで利用する場合】
・SPYDを年間240万円購入
・配当利回り5%
240万円 x 5% = 12万円
【米国での課税:10%】
120,000×0.9= 108,000
【受け取り額】
108,000円
【日本での課税額が免除】
約21,940円お得に受け取れる
SPYDを運用する時の懸念点
分散性が低く、暴落しやすい
SPYDは、ディフェンス銘柄が少なく
暴落の影響を受けやすいです。
しかし、VYMだと利回りが物足りない。
そんな人には、SPYD+HDVで利回りと
分散性をカバーする手法もあります。
▼SPYD+HDVで利回りと分散性を上げる



買い増しのタイミング
高配当株の買い増しタイミングは、
あなたが欲しい利回りになったときです。
インデックス投資と違い、
自動積立には向いておらず
株価の下落や市場全体の暴落など
買い増しタイミングは不定期です。
たとえば、SPYDで利回り
〇%以上になったら買い増す。
上記のようなルールが一般的です。
市場の動向を勉強する必要があり、
投資始めての頃は、難しいと感じます。
▼高配当株投資の注意点について



配当利回りがもう少し欲しい
超高配当株ETFというものがあります。
QYLD、XYLDの2銘柄が有名です。
どちらも平均利回りが10%を超え、
毎月配当が出る銘柄ですが
カバーコールという手法を取ってます。
高配当株ETFを探す中でこの銘柄を
見た人も多いのではないでしょうか。
仕組みがやや複雑なので
もし組み入れるなら、
一度以下の記事を見ていただくと
参考になると思います。
※投資は自己責任ですので、参考程度で。
▼QYLDとXYLDについて






【10%以上お得に積み立てる方法を掲載】
・インデックス投資のお得な始め方
【配当性重視の優良ETF】
・SPYD:1株が安く、利回り重視
・HDV :防御を固めつつ、利回りが欲しい
・VYM :分散性と増配性重視
【分散性重視の優良ETF】
・VT:全世界株式分散
・VTI :全米株式分散
・VOO :S&P500指数への分散
【超高配当株ETF(注意点多)】
・XYLD :S&P500のカバーコール
・QYLD :NASDAQのカバーコール
▼米国株を体系的に学ぶなら(無料講座もあり)

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定期買付でかかる手数料は、できれば
無料を選択するようにしましょう。
各証券ごとに無料で買付できる
ETFは若干異なりますので、
チェックしてみましょう。
▼SBI証券で無料買付できるETF



▼楽天証券で無料買付できるETF



▼マネックス証券で無料買付できるETF



まとめ
いかがだったでしょうか。
SPYDの利点と弱点と
新NISA利用時の効果を解説しました。
暴落しやすさを逆手に取って
購入することができる投資の知識も
必要となってきます。
日々、投資について勉強を重ねて
お互い良い投資生活を送れると良いですね。
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