資産2000万円達成術

【新NISAにSPYDを組み込む?】 高い利回りと配当金の魅力と見逃せない弱点を解説!

SPYDは高配当株ETFの入門銘柄


2024年から始まる新NISA制度は
非課税期間が恒久化され、
高配当株投資を考える人には
大きな改正だったと言えます。

この記事では、
高配当株ETFの代表格SPYDの利点と弱点。
さらに新NISA制度を利用時の
配当額について解説します。
※投資は自己責任ですので、参考程度で。

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【配当性重視の優良ETF】

SPYD:1株が安く、利回り重視
HDV :防御を固めつつ、利回りが欲しい
VYM :分散性と増配性重視

【分散性重視の優良ETF】

VT:全世界株式分散
VTI :全米株式分散
VOO :S&P500指数への分散

【超高配当株ETF(注意点多)】

XYLD :S&P500のカバーコール
QYLD :NASDAQのカバーコール

 

▼米国株を体系的に学ぶなら(無料講座もあり)

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SPYDの概要と直近チャート

finviz dynamic chart for  SPYD finviz.comより(参考:https://finviz.com/)

SPYDとはS&P500の構成株の中で
高配当株に焦点を当てた
株式の指数連動型の高配当米ETFです。

これは、500銘柄の中で高配当を期待できる
上位80銘柄に絞り、投資をする商品です。

HDVVYMとよく比較されますが
配当利回りが高く、1株の安いため
買い増しがしやすい銘柄です。

ただし、暴落時に売り込まれやすいなど
株価が乱高下しやすいです。

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SPYDの構成セクター


SPYDとHDVはよく比較されるETFです。

こちらを比較するとSPYDは、
ディフェンシブな銘柄の比率が低く
HDVに比べるともろさが目立ちます。

コロナショック時の暴落率は、以下です。
SPYD:-36.6%
HDV :-26.1%

このように10%以上も
大きく売り込まれています。

そのため、暴落時に
大きく売られることを理解した上で
自分のポートフォリオへ組み込む
覚悟・握力が必要になります。

2023年の配当予定日

権利付き
最終日
権利落ち日権利確定日配当額
3/163/173/20未定
6/156/166/20未定
9/149/159/18未定
12/1712/2812/29未定

配当の権利をもらうためには、
権利付き最終日までに
銘柄を保有している必要があります。

※あくまで予定日ですので、購入の際は
公式サイトでの確認を推奨します。

配当金の推移(2019~2022年)


2022年、SPYDは大幅増配でした。
前年が減配だったこともありますが
前年比で128%増でした。

しかし、景気に大きく左右されるため
安定した分配金は期待しづらいです。
(推移を見るとよくわかります)

そして、米国高配当株ETFのため、
配当金受け取り時に米国と日本、
両方の税金がかかります。

これは米国ETFの弱点と言えます。

分配金10,000円の場合

【米国での課税:10%
10,000×0.9=9,000

【日本での課税:20.315%
9,000 x 0.79685=7,171.65

【受け取り額】
約7,171円

NISA制度なしでは二重で課税される

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新NISAで日本での課税を回避できる

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今までNISA制度では高配当株は、
5年間しか非課税にならず恩恵が少なかったです。

しかし、2024年から開始の新NISAは
成長投資枠として年間240万円使えます。

NISA制度を使うと米国課税のみに限定でき
日本での課税を回避できます。

非課税期間が恒久化しているため、
この効果が永続的に続くと考えると
使わない手はないです。

【下記条件で新NISAで利用する場合】
・SPYDを年間240万円購入
・配当利回り5%

240万円 x 5% = 12万円

【米国での課税:10%
120,000×0.9= 108,000

【受け取り額】
108,000円

【日本での課税額が免除】
約21,940円お得に受け取れる

SPYDを運用する時の懸念点

分散性が低く、暴落しやすい

woman in black long sleeve shirt covering her face with her hands
SPYDは、ディフェンス銘柄が少なく
暴落の影響を受けやすいです。
しかし、VYMだと利回りが物足りない。

そんな人には、SPYD+HDVで利回りと
分散性をカバーする手法もあります。

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買い増しのタイミング

man using IP phone inside room
高配当株の買い増しタイミングは、
あなたが欲しい利回りになったときです。

インデックス投資と違い、
自動積立には向いておらず
株価の下落や市場全体の暴落など
買い増しタイミングは不定期です。

たとえば、SPYDで利回り
〇%以上になったら買い増す。
上記のようなルールが一般的です。

市場の動向を勉強する必要があり、
投資始めての頃は、難しいと感じます。

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配当利回りがもう少し欲しい

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超高配当株ETFというものがあります。
QYLDXYLDの2銘柄が有名です。

どちらも平均利回りが10%を超え、
毎月配当が出る銘柄ですが
カバーコールという手法を取ってます。

高配当株ETFを探す中でこの銘柄を
見た人も多いのではないでしょうか。

仕組みがやや複雑なので
もし組み入れるなら、
一度以下の記事を見ていただくと
参考になると思います。

※投資は自己責任ですので、参考程度で。

▼QYLDとXYLDについて

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SPYDを買付手数料無料で買いたい

定期買付でかかる手数料は、できれば
無料を選択するようにしましょう。

各証券ごとに無料で買付できる
ETFは若干異なりますので、
チェックしてみましょう。

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まとめ

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いかがだったでしょうか。
SPYDの利点と弱点と
新NISA利用時の効果を解説しました。

暴落しやすさを逆手に取って
購入することができる投資の知識も
必要となってきます。

日々、投資について勉強を重ねて
お互い良い投資生活を送れると良いですね。

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ポンタ・ヒデヨシ
9年間の長期不登校を自力で克服し、32歳で貯金1000万円を達成。 不登校で悩む人に向けて、脱出方法、復学後の人生設計の参考になる情報をブログで発信中。