逆業績相場は、不景気な冬の相場
米国株式を始めたばかりの人は、
市場環境を考慮せず焦って
大きな資産を動かしてしまいがちです。
企業成績や将来性も重要ですが
個別株投資をするなら、
もっと広い視野が必要です。
ここでは、米国の相場サイクルと
逆業績相場の特徴・リスクを
かみ砕いて解説します。
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※投資は自己責任ですので、参考程度で。
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米国株式市場は4つの相場で循環
株式市場の景気サイクルは、
金融相場、業績相場、
逆金融相場、逆業績相場の
4つのサイクルで循環しています。
長期投資をする上で、
今どの相場で、どう立ち回すのか
というのは重要な指標です。
逆業績相場の判断基準
FF金利の引き上げ停止
逆金融相場は、FRBがFF金利を上げて
資金を市場から回収する局面でした。
株式市場の過熱感を冷まし、
安定的な市場環境への回帰を目指す局面。
逆業績相場は、FF金利の引き上げを
縮小・停止し資金回収の結果を
注視する局面です。
消費者の購買意欲を冷ました結果が
企業業績に出始めます。
資産運用中の人にとっては、
耐える局面になります。
▼政策金利(FF金利)の効果について
逆業績相場のメリットについて
企業の株価が割安になりやすい
企業業績が総じて伸び悩むため、
株価の停滞・下落になりやすく割高株への
投資を考えるきっかけになります。
投資家心理が悪い時期ではありますが、
勉強次第では最高の買い場とも考えられます。
株価の低下で配当利回りが上昇した
高配当株・ETFを購入することも
考えられます。
物価インフレが緩和・低下する
FRBの金融引き締めにより、
各金利が上昇して消費が抑えられます。
需要より供給が上回り、
商品の価格が停滞・低下しやすいです。
市場が正常化している過程と考えると、
決して悪い状況ではないと思います。
2008年より始まったFRBの金融緩和の影響で
ずっと好景気が続いていた米国市場ですが
危うい相場でもありました。
コロナショックにより、40年ぶりの
高インフレが到来したことを考えると
コロナ相場で得た利益が吹っ飛ぶほどの
相場が来るかもしれません。
逆業績相場のデメリットについて
不景気により、市場が冷え込む
逆業績相場は、意図的な不景気の状態です。
金利の高止まりにより、
消費が冷え、企業業績が悪化しやすいです。
ハイテク株や仮想通貨などリスク資産から
資金が抜けやすく、冬の時代と言えます。
値段が下がってきた高配当株や
国債などの低リスク資産に
資金が流れやすい局面です。
企業業績の悪化で含み益が目減りする
FRBが政策金利(FF金利)の引き上げを
縮小・停止することで
株式市場の資金回収がひと段落します。
しかし、業績の悪化と不景気感で
株価は平行選もしくは下落しやすいです。
含み益が徐々に減っていく状態になりやすく
投資方針の整理をする必要も。
逆業績相場は、仕込みの時間
これは、私の投資方針です。
基本的に毎月分散投資を実施します。
高配当株は、月々購入しません。
大暴落イベントがあったときに
高配当株投資を大量に買い込む。
そんな距離感で市場と向き合っています。
(私が最後に高配当株を購入したのは
ロシアのウクライナ侵攻直後です)
逆業績相場では、
高配当株を買うチャンスを注視する。
それ以外の相場なら、積み立て投資。
そんな風に作戦を立てておくと、
いざという時に焦らず、
淡々と投資ができると思います。
▼私の投資成績について
まとめ
いかがだったでしょうか、
長期投資をする上で相場のサイクルは、
必ず意識しておきたいポイントです。
逆業績相場の冬の時代の後は
金融相場が来るサイクルーで循環します。
次の収穫に向けて、企業業績を調べる
良企業へ仕込むなどできる事もあります。
相場やリスクを見つつ、
良い結果が得られるよう
お互い頑張っていきましょう。
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