投資の基本

【初心者向け】金融資産を”定率”で取り崩す場合のメリット・デメリット【3分でわかる】

増えた資産をどう取り崩すかは、永遠の課題

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皆さん、投資の勉強お疲れ様です。
この記事を読むと、金融資産を取り崩す手法「定率取り崩し」の
メリット・デメリットを学ぶことができます。

私は、メインをインデックス投資で行っていますので
この記事では、インデックス投資で作った金融資産の取り崩し方にフォーカスしています。
また、計算をシンプルにするために金融課税は度外視しています。

※投資は自己責任ですので、あくまで参考程度で。

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資産を毎月定率で取り崩す

メリット

定率で取り崩すため、運用中に資金が枯渇するリスクが少ない

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この手法は、定率で取り崩すため資金が枯渇するリスクが低いというメリットがあります。
5,000万円を25年かけて取り崩すとすると毎月の引き落とし額は以下の式になります。

500,00,000 ÷ 12 x 0.04 = 166,666….. (約16万6000円)

この利率は、資産の残額により変動するため、残額が4000万であれば
400,00,000 ÷ 12 x 0.04 = 133,333….. (約13万3000円)

この利率は、資産の残額により変動するため、残額が6000万であれば
600,00,000 ÷ 12 x 0.04 = 200,000 (約20万円)

このように資産額により、出金額が変動するため
25年間より前に資金が枯渇しにくいことがお判り頂けると思います。
定額の場合は、資金額の変動で枯渇するリスクが付きまといます。

金融資産の回復期に恩恵を受けやすい

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金融資産は、市場動向により上下します。
例えば、金融資産が30%下落し、1年後に15%回復し、2年後に30%上昇したとします。
ここでは計算しやすいように1年に1回定額・定率で引き落とすことにします。

5000万円の資産が最初、30%下落し3500万円になったところがスタートです。

金融資産ルール2022年
(30%下落)
2023年
(15%上昇)
2024年
(30%上昇)
5,000万円200万円/年3500万円
-200万円
=3300万円
3795万円
-200万円
= 3595万円
4673万円
-200万円
=4473万円
  4%/年3500万円
x(1-0.04)
=3360万円
3864万円
x(1-0.04)
=3709万円
4821万円
x(1-0.04)
=4628万円

※小数点以下は切り捨てています。

2024年に引き落とした時点で
定率で引き落とした場合と比べた時に、約155万円の差が生まれています。

これは定率の場合、金融資産額に連動し出金額が変動するため、下落時はより傷が浅く、
回復局面では増加分の出金が増えるため恩恵が受けやすいです。

デメリット

毎月の引き出し額が上下するため、生活レベルを一定に保ちにくい

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定率のデメリットとしては、出金額が変動するため、
大暴落が起きたときは出金額も減ることになります。
そのため、出金額が不安定になり、生活レベルが安定しないというデメリットがあります

こうした状況に備えて、生活防衛資金を確保しておき、
金融資産が大幅に減少した場合は不足分を補填し、資産の回復を待つのが一般的です。

インデックス投資を志す皆さんに向けて

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私は、インデックス投資をメインとしており、リスクを抑えた資産拡大を目指しています。
兼業であるため、株価が大きくぶれずに安定しているS&P500指数に連動したものを購入しています。

▼インデックス投資を詳しく知りたいかたは、こちらの記事をどうぞ。

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まとめ

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いかがだったでしょうか。
金融資産の取り崩し方は、人により異なります。

私は、定率での取り崩しを想定して資産形成をしています。
それは金融資産の恩恵はしっかりもらって、足りない分は生活防衛資金で補填すればいいと
考えているからです。

皆さんの参考になれば幸いです。

▼定額での取り崩しについては、以下の記事でまとめています。

【初心者向け】金融資産を"定額"で取り崩す場合のメリット・デメリット【3分でわかる】増えた資産をどう取り崩すかは、永遠の課題 皆さん、投資の勉強お疲れ様です。 この記事を読むと、金融資産を取り崩す手法「毎月の定額...

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ポンタ・ヒデヨシ
9年間の長期不登校を自力で克服し、32歳で貯金1000万円を達成。 不登校で悩む人に向けて、脱出方法、復学後の人生設計の参考になる情報をブログで発信中。