増えた資産をどう取り崩すかは、永遠の課題
皆さん、投資の勉強お疲れ様です。
この記事を読むと、金融資産を取り崩す手法「毎月の定額取り崩し」の
メリット・デメリットを学ぶことができます。
私は、メインをインデックス投資で行っていますので
この記事では、インデックス投資で作った金融資産の取り崩し方にフォーカスしています。
また、計算をシンプルにするために金融課税は度外視しています。
※投資は自己責任ですので、あくまで参考程度で。
▼私の投資成績についてはこちら

▼資産1000万円をつくるための具体的な方法はこちら



資産を毎月定額で取り崩すメリット
定額で取り崩すルールのため、未来の残高を計算しやすい
この手法を取るときは、資産の取り崩しを計画しやすいです。
5,000万円を25年かけて取り崩すなら、毎月の引き落とし額は以下の式になります。
500,00,000 ÷ 12 ÷ 25 = 166,666….. (約16万6000円)
ただし、これはすべて現金化して銀行口座に移して使う場合です。
金融資産の場合は、市場の暴落リスクを考慮する必要があります。
資産を毎月定額で取り崩すデメリット
企業業績や市場の動向に対して柔軟性に欠ける
金融資産として持ち続けていると様々なリスクが付きまといます。
保有株の企業業績が悪化したり、市場全体が暴落した時に定額で引き落とし続けると
資産が枯渇するスピードが上がります。
そのまま、株価が下落し続けた場合に計画が崩れてしまう可能性があるため
市場のリスクに対して、柔軟性に欠けるという欠点があります。
老後に金融資産が半分になってしまう、なんていうこともあり得るのが投資の世界です。
▼もし集中投資で資産を作ろうとしている方はこちらも参考にしてください。



金融資産の回復力が鈍化してしまう
金融資産は、市場動向により上下します。
例えば、金融資産が30%下落し、1年後に15%回復し、2年後に30%上昇したとします。
ここでは計算しやすいように1年に1回定額・定率で引き落とすことにします。
5000万円の資産が最初、30%下落し3500万円になったところがスタートです。
金融資産 | ルール | 2022年 (30%下落) | 2023年 (15%上昇) | 2024年 (30%上昇) |
5,000万円 | 200万円/年 | 3500万円 -200万円 =3300万円 | 3795万円 -200万円 = 3595万円 | 4673万円 -200万円 =4473万円 |
4%/年 | 3500万円 x(1-0.04) =3360万円 | 3864万円 x(1-0.04) =3709万円 | 4821万円 x(1-0.04) =4628万円 |
※小数点以下は切り捨てています。
2024年に引き落とした時点で
定率で引き落とした場合と比べた時に、約155万円の差が生まれています。
これは定額の場合、金融資産額に連動せず出金額が一定のため、
下落時はより傷が深くなってしまうからです。
そのため、回復局面での恩恵が限定的になる可能性があります。
インデックス投資を志す皆さんに向けて
私は、インデックス投資をメインとしており、リスクを抑えた資産拡大を目指しています。
兼業であるため、株価が大きくぶれずに安定しているS&P500指数に連動したものを購入しています。
▼インデックス投資を詳しく知りたいかたは、こちらの記事をどうぞ。






まとめ
いかがだったでしょうか。
金融資産の取り崩し方は、人により異なります。
私は、定率での取り崩しを想定して資産形成をしています。
それは金融資産の恩恵はしっかりもらって、足りない分は生活防衛資金で補填すればいいと
考えているからです。
皆さんの参考になれば幸いです。
▼定率での取り崩しについては、以下の記事でまとめています。



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