投資の基本

【初心者向け】分散投資のメリット・デメリット【リスクを分散せよ!】

分散投資手法のメリット・デメリットについて

今回は、私が現在使用している分散投資のメリット・デメリットについて記事にまとめました。
分散投資には、特定の企業の業績が下がったとしてもポートフォリオへの影響を限定的にすることが可能であり、
長期投資を目指す私はこの手法を採用しています。

この記事では分散投資の具体的なメリット・デメリットを解説します。

※投資は自己責任ですので、あくまで参考程度で。

分散投資のメリット

保有企業の株価が大きく崩れた場合、ポートフォリオへの影響が少ない

Digitization Transformation Laptop  - geralt / Pixabaygeralt / Pixabay

分散投資の一番のメリットは、特定企業の株価急落の影響を限定的にできる点です。
長期投資において、企業の業績が振るわない年も必ずあります。
そうした時のリスクを他の企業の含み益で相殺することができます。

例えば、100万円を5社へ投資していた場合と100社に分散投資していた場合は100社に分散した方が効果的なのは明白ですよね。
岸田首相が就任が株価が大幅に乱高下した時期は、ちょうど分散投資を試し始めていた時期でした。

最初は1株から購入できる単元未満株(S株)を使用して、20社程度に分散投資を始め、
乱高下の相場が訪れた時に決算で含み益になった株はそのまま保持、含み損をかかえた株は損切りという機械的な手法で試したところ
2021年の12月にすべて売るまでは、プラス収支の状態を続けることができました。

ウクライナ危機の前に、500社へ分散するインデックス投資へ転換したので、
さらに下落は限定的に抑えられたと思います。

保有企業が多いため、特定企業の損切りを躊躇なく実行することが可能

Fantasy Composing Gruesome Reaper  - LMoonlight / PixabayLMoonlight / Pixabay

株式投資をする中で損失を拡大させる様々な局面があります、その1つが「損切りできなかった」時です。
例えば、「今は下落し続けているけど、来週良決算が出て大幅高するから損切りしない」など不確定な希望をもって損切りを後回しにすることがあります。
この決断をした時の成功率は、正直2割を切るレベルです。

集中投資をしていたときは、この損切りを躊躇する場面がたくさんありましたが
分散投資の場合は、他の含み益を削る要素でしかないため、躊躇なく損切りができます。

これが岸田首相就任後の相場で大いに役に立ちました。
「決算の良かった株は、持ち越し、悪かった株は損切りする」それを躊躇なくできるだけで、含み益の増加率は格段に変わります。

新しい株への乗り換えがスムーズ

Decision Choose Career Path Door  - mohamed_hassan / Pixabaymohamed_hassan / Pixabay

躊躇なく損切りができるということは、躊躇なく別の優良株に移行できるということでもあります。
市場の流れを読みつつ、利益の出ている企業のみがポートフォリオに残っていきます。
この状態をキープできていることが分散投資のメンテナンスが上手くいっている証拠でもあります。

含み損の方がポートフォリオに多い場合は、分散投資の手法を間違ってとらえている可能性があります。
一度、自分のリスク許容度や方針について検討してみましょう。

 

分散投資のデメリット

短期的に大きく利益を上げることには向いていない

Planning Ambition Success Year  - geralt / Pixabaygeralt / Pixabay

分散投資のメリットが損失を限定的にするということは、利益も限定的となるということです。
そのため、集中投資と比べて株価上昇の爆発力には乏しいという欠点があります。
ただ、短期的に利益を上げられるのは1部の天才的な投資家だけであり、残りの9割は負けていると常々言われています。

自分にとって不確かな運や才能というものを排除して考えると、徹底的なリスク管理こそが株式市場で利益を伸ばす本質だと考えています。

日々のニュースなど企業の動向を掴みにくい

Books Read Student Reading Learn  - rapplw / Pixabayrapplw / Pixabay

数社であれば決算書の分析や、日々の動向をニュースで追うことができますが
50社、100社となると1つの企業に対してかけられる時間を減らす必要があり、企業分析が浅くなってしまいます。
分散投資をする場合は、業界全体の動向など大きく物事をとらえて考えないといけません。

また、投資信託やETFを活用すると全米国株式、全世界株式への分散投資なんてこともできます。
そうした時に一つ一つの企業を分析することがほぼ不可能であることがわかると思います。

複数銘柄に投資するため、ある程度大きな投資資金が必要

Us Dollars Bitcoin Money Crypto  - Engin_Akyurt / PixabayEngin_Akyurt / Pixabay

集中投資と比べるとある程度まとまった資金を確保する必要があります。
ただし、これは個人で分散投資のポートフォリオを形成しようと考えた場合の話であり、
投資信託やETFなどを使用することで、少ない資産で数百社に分散投資することが可能です。

この分散投資手法の一つにインデックス投資というものがあります。
以下のページで解説していますので、ご参考にしてください。

インデックス投資 解説記事

https://iloveweekdays.com/post-484/

https://iloveweekdays.com/post-542/

まとめ

以上が分散投資を主体としていた時の成功談と失敗談でした。
今年から投資を始めた方や、今含み損を抱えて悩んでいる方の役に参考になればと思います。
※投資は自己責任ですので、あくまで参考程度で。

現在の投資成績については以下をご確認ください。


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皆さんの参考になれば、幸いです。

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ABOUT ME
ポンタ・ヒデヨシ
9年間の長期不登校を自力で克服し、32歳で貯金1000万円を達成。 不登校で悩む人に向けて、脱出方法、復学後の人生設計の参考になる情報をブログで発信中。